ヨーロッパ周遊記: パリ 後編

ヨーロッパ周遊記、パリ🇫🇷《後編》
(前編はこちら)

シャン・ド・マルス公園にいた赤い二人。

赤い鞄に腰掛けて熱心に勉強をするこども。

なんだか街の中の赤に惹かれた日。Musée Picassoでも赤いシャツでスケッチするピカソの姿が。




パリ滞在最後の週末は、すてきなお皿を探すべく蚤の市をまわることにしました。


バスで最北へと移動し、クリニャンクール蚤の市へ。

このあたりは治安が悪いので、最寄りのバス停から高速道路の高架をくぐった向こう側まで殺伐とした空気が流れています。

四方八方から聞こえてくる鳴りっぱなしのクラクションの音、排気ガスの匂いが充満する高架下で、赤信号で止まった車に『洗車をさせてくれ』と声を掛ける、くたびれた顔をしたスクイージーキッズ(※)たち。
大量のサングラスを両手に抱え話しかけてくる押し売りの男。

どこの国にいってもあるんだけど、中心地とのギャップと彼らの背景を考えると視線が下に向いてしまいます。

(※)…車が赤信号で停車すると駆け寄ってきて窓に洗浄液をスプレーし、スクイージー棒で拭くサービスを行い、チップを稼ぐ子供たちのこと



緊張感のある通りを抜けて、少し急ぎ足でフリーマーケットへ。
蚤の市のエリアに入るととても静かで穏やかです。

ワンちゃんと素敵なおばあさまが出迎えてくれたお店でさっそく一枚購入しました。

こうやって写真を見返すと、手前のオーバルプレートも買えばよかった!と思ったり。
ズッキーニのステーキや舌平目のムニエルなんか合わせたい。

マネージャーに頼まれていたヴィンテージビーズもたくさんゲットしました。レトロなお花のビーズが可愛い。

この日はヴァンブの蚤の市も。

最終的に悩みに悩んでこの3枚に!

一番上がボン・マルシェで一目惚れした”POPOLO”というブランドのもの。
真ん中がヴァンブ、一番下がクリニャンクールで購入したお皿。



帰国してからも大活躍なこの3枚に合わせた最近の料理を紹介します。

繊細な青いレースのようなお皿はビーフシチューに合わせたり。

オレンジのお皿には自家製ローストビーフと紫ブロッコリーのグリルを。

お花のペイントが施された一枚には、トマトソースのオムライスとじゃがいものグリルを合わせました。

サーモンのムニエルに、アーモンドの焦がしバターソース!

料理って調理だけじゃなくて、どんなうつわに合わせるか考えるのも楽しい。
遠い地で自分で選んだ一枚だと尚更楽しい。

旅の喜びは旅行の最中だけじゃなくこういう時間も含まれるなあと思う。
何年も何十年もあとも、こうやって自分だけの思い出を反芻して楽しめる豊かさが旅の醍醐味ですね。

次回はロンドン編。お楽しみに!

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